校内調査結果に基づく桜塚高校定時制の実態(要約)

土井先生が作成した校内調査の結果(提言シートの一部)を要約したものです。

令和3〜4年度頃の大阪府立桜塚高校定時制の(管理職の)実態を描いています。


田中 徹(准校長)

武内 由佳(定時制教頭)

1. 管理職のリーダーシップと職務遂行能力への強い疑問

2. 深刻なハラスメントと劣悪な職場環境

3. 教育活動への悪影響

結論

この学校の定時制課程は、管理職(特に准校長と教頭)によるリーダーシップの欠如、深刻なパワーハラスメント、コミュニケーション不全によって、教職員の信頼関係が崩壊し、精神的に極めて追い詰められた劣悪な職場環境にあると言える。これは教育活動そのものにも深刻な悪影響を及ぼしており、組織として機能不全に陥っている危機的な状況であると考えられる。

調査結果には、早急な状況改善を求める切実な声や、外部機関への相談・法的措置を示唆する声も含まれており、学校内部だけの努力では解決が困難なレベルに達している可能性が高い。




 土井先生が作成した原本を以下で紹介しています。

校内調査の結果

府立桜塚高等学校 定時制の課程

土井 唯司

回答数:12名
報復を恐れ提出できなかった数:3名

T、管理職への提言シートを参考に、調査シートを作成しました。

評価方法も同様にし、下記のように4段階で評価し、平均値を集計しました。(小数第2位を四捨五入)また、判断した理由も集計しました。

【評価】

T-1、准校長について

A、課題解決に向け、教職員が総体として動くよう、校長としてリーダーシップを発揮している。

平均値:3.3

B、学校経営方針、学校教育目標を教職員に周知するとともに、学校外へ情報を適切に発信している。

平均値:3.1

C、学校の諸課題の解決に向け、必要に応じて、適切な指示を行っている。

平均値:3.6

D、業務が前例にとらわれずに行われるよう、情報収集・分析等に努め、その結果を活用している。

平均値:3.6

E、事故や問題事象の発生時に、組織的な対応ができるよう、危機管理体制を周知徹底している。

平均値:3.6

F、体罰、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメント等のない、人権が尊重された学校環境づくりに努めている。

平均値:3.8

G、教職員が相談しやすい雰囲気づくりに努め、適切なアドバイスを行っている

平均値:3.3

H、教員の授業力の向上をめざし、授業観察後の指導・助言を適切に行っている。

平均値:2.8

I、業務量の多い教職員への声かけを行うなど、仕事が一部に偏りすぎないよう配慮し、業務の分配に努めている。

平均値:4.0

J、教職員が協力して円滑に職務を進めるため、適切な指導・助言を行っている。

平均値:3.9

T-2、教頭について

A、分掌・学年・委員会等の活動が円滑に進むよう、各組織の責任者等と調整を図っている。

平均値:3.8

B、校内における報告・連絡・相談体制の整備、把握に努めている

平均値:3.6

C、生起した課題、問題事象の解決に向け、適切な指示を行っている。

平均値:3.8

D、授業観察を行った場合の指導・助言や職務を遂行する際に必要な指導・助言を適切に行っている。

平均値:3.9

E、教職員が相談しやすい雰囲気づくりに努め、適切なアドバイスを行っている。

平均値:3.8

F、教職員の業務量の把握に努め業務量の多い教職員に声かけなどを行っている

平均値:3.7

G、働きやすい職場環境づくりに向けた人間関係の構築に努めている

平均値:3.8

T-3、准校長・教頭への学校運営について

【学習指導・生徒指導に関する提言】

【組織運営関する提言】

【職場環境の改善に関する提言】

【自由記述欄】

U、管理職によるパワハラの記録

以下は、本校の職員が記録した、令和4年度のパワハラにあたるであろう記録を時系列で並び替えたものである。令和3年度においてもパワハラがあったが、記録していたのが1名しかいなかった。令和4年度は、職員同士でパワハラに対して、すぐに記録を取り合うよう声の掛け合いがあった。

6月9日16時頃(准校長→教員 A)

自己申告票に記載した内容について、その内容が自身の思惑通りではなく、修正を命じられたが、そのやり取りも2度目であり、その記載内容が自分のありのままの思いであることを告げると「ええんか!?このまま出すんか!?このままやと B やぞ!」と恫喝めいた修正命令を受けた。

6月23日16時頃(准校長→教員 A)

定時制バトミントン部の運営にかかわる話をしていた時、他校の校長からクレームにも似た要請を受けているとのことで、その要請に沿って運営できないか、私に打診があった。私は私で様々な事情を背負っての運営で「私もしんどいですわ」と発した時、いきなりテーブルを叩き「何がしんどいや!!」と激高した。(テーブルを叩くなど明らかにアウトのパワハラである)

7月8日19時頃(准校長→教員B)切り離し・人格否定・ハラスメント

准校長に准校長室に呼び出され説教されていたときに、教科内の関係を壊そうとしていた。上記の内容の続きで、別の教員は教師に向いていないと言われていた。(根拠:人間関係を切り離そうとしていると感じた。人格否定にあたると思った。私自身その発言を聞いて不快に感じた)

8月 2 日(トータル1時間)(教頭→教員E)過大要求

7/26〜27:卓球全国大会の件
旅行の行程表をだしていなかったので、他の部活のものを参考に書いて提出するも、二度の書き直しと叱責。はじめて作成するのに、対応がきつすぎると思う。

8月ごろの昼すぎ(教頭→教員D)パワハラ

教頭席の隣にすわらせて説教
職員室で他の職員のいるところで、「あなた、何年教師をしているの!!」

8月24日(水)15:10から(准校長→教員C)

次年度に向け終了した行事のアンケートの集約したものを会議に出した際に、准校長にとって意にそわない意見があったのか、誰が書いたのか教えるようせまられる。拒否したが、アンケートを全て回収される。自分の立場上拒否できなかった。誰が書いたものかを自分が答えることで、職場の人間関係・信頼関係が失われることに大きな不安と精神的苦痛を感じた。
また、会議で、ただアンケートを集約しただけであるのに、アンケートを集約した者に対して、全職員の前で「見識を疑う」という発言をされた。そのため、今後アンケートの結果を報告することに不安とストレスを感じる。

9月26日16:40〜17:10(教頭→教員E)

7/24(土)高校進学フェアにおいて
7/24(土)私が高熱をだして、出張の予定をキャンセルしたいと、教頭に電話をしようとした。5:35であった。不通だったが「履歴を見て、かけ直してくれるだろう」と思い、しばらく待った。8:00になってもリアクションがなく、音声通話ではなく、LINE(「なぜか自分の画面に教頭のアカウントがあり、公開した覚えはないが、メッセージは送れるだろう」と思った)LINE は交換していなかったのでやはりつながらない。そこで同日別時間帯の N 教諭に連絡。高熱で行けない旨を伝える。9:01に連絡がつき、N 教諭から教頭へ TEL、教頭は始めて私が欠席する旨を知る。「なぜあなたから直接かけてくれないのよ」「5:30あたりにかけました」「だって電源切ってたし履歴も残っていないのだから知るわけないでしょ」と長時間かけて叱責をうける。さらに N 教諭に送った LINE メッセージを見せるよう強要され「その言い方も気にくわない」とさらに長時間言い募る。相手が取れそうにない時間にかけてそのあと放置してしまい、その後フォローしていなかったのは、たしかに私に落ち度はあったと思うが、やり取りの中で、「つながるまでかけなさい(8時や9時にかけなさいという意味で)」とか「それは嘘を言っているのと同じよ」とか「他人のせいにしないで」等の趣旨の発言は、明らかに不要であるし、せいぜい5分で終わるような話を30分もかけて叱責するのは、明らかにパワハラにあたると思われる。
そもそも就寝時に電源を切るというのは、管理職としてどうなのであろうか。

10月5日(20分くらい)(教頭→教員E)

防災訓練の実施要項を運営会議で出せていなかった件について
U 教諭に期日までに作るよう指示したが、できていなかった。「主事として全く仕事ができていない」と叱責。私にも落ち度はあるが、言い方がひどい。

10月6日14:10(教頭→教員E)

他の教員がいる室内(職員室)で叱責(14:10〜14:32)
約束していた会議に行けなくなったことで、教頭にメールで報告した。しかしながら、教頭がメールをみていなかったため、待ち合わせ先で教頭を待たせることになった。

10月6日14:10〜14:32(教員 F)パワハラ及び環境型ハラスメント

岸原教諭が大人数の場(職員室内)で、大きな声で教頭から叱責されていた。原因は、急ぎで確認してほしいプリントを見てほしいと教頭の机においていたところ、「こんな所に置いておいてどういうつもり?」ということから始まり、必要以上に高圧的に叱責していた。それを職員室内で見ていて、その場で仕事をするのが苦痛に感じた。普段よりこういうパワハラを教頭がおこなっているため、誰も止めようともしなかった。

10月6日(教頭→教員 E、教員 G)パワハラ及び環境型ハラスメント

一人の教諭が大人数の場(職員室内)で、大きな声で教頭から叱責にも近い形でしてきされていた。理由は、急遽確認してほしいプリントを教頭席においていた所、「このように置いており、どのようなことか?」内容から始まり、必要以上に高圧的に叱責していた。それを職員室内で見ていて、その場で仕事をするのが苦痛に感じた。普段よりこのような形での、パワハラを教頭が横行しているので、誰も止められなかった。

10月24日15:00〜15:30(教頭→教員 F)職員間の切り離し

教頭に呼び出され、土井教諭の悪口を聞かされる。
「どういう行動をすれば得かよく考えたほうがいい」と言われた

10月24日(教員 G)職員間の切り離し

呼び出され、ある教諭に対しての個人的な誹謗中傷を聞かされることがある。

11月4日14時頃(教頭→教員 A)精神的攻撃・過大要求

11/6日に主催するバトミントン近畿大会を控え、直前(10/26〜28)にあった修学旅行や文化祭(10/13・14)など「期限付きの業務に押され、なかなか捗らない状況の中、優先順位をつけて仕事をこなしていた。そんな折、修学旅行の特勤や振休の申請を未だにしていないことを激しく咎められ、「忙しくて後回しにしていた」と答えたことに対し、「忙しいのは理由にならない」とたかがそのような件でと言われた。バランス感覚や職員へのリスペクトと労いを欠いた甚だ無礼で過大な要求であると考える。

11月7日(トータル20分くらい)(教頭→教員E)

人権研修のふりかえりレポートについて
11/4(金)時点でオーケーを出されていたにもかかわらず、「内容がふさわしくない」と叱責。

11月7日(21:00〜21:30)(教頭→教員E)

生指事案における学年の動きについて
「動き出しが遅い」「もしものときは、責任とりなさいよ」と叱責。学年主任(土井)が動くことになっていると説明したのに聞いてくれない。

11月7日(21:00〜21:30(教頭→教員E)人間関係の切り離し

生指事案における会議のセッティング
左記をなぜかヒラ教員である私に命じてくる。学年主任=生指部長(土井)に依頼するのがスジだと思う。

11月9日20時半すぎ(教頭→教員 A)切り離し

11/4に生徒から申告のあった生徒関連の事案を生指部長である私に連絡、報告することなく、11/9に開催された関係者会議で初めて知った。教頭が使い易い S 教諭に命じて事を進めさせ、本来ならば主導すべき私を疎外し、自身の意向で進めようとした。

11月21日16時ごろ(教頭→教員 A)精神的攻撃

出張入力に際し、勘違いで誤った方法で入力(8/5、7/11)したものについて、間違えたことへの咎めを事務職員など関係者に迷惑がかかることについて、執拗かつ強硬に延々と非難を受けた(職員室、事務室にて)

11月22日19:05〜20:00(教頭→教員E)

生指事案の進捗の確認について
情報を共有しに行かないことに対し「自分ごととして動きなさい」という趣旨のことをくどくどと必要以上にしゃべってくる。こちらが「わかりました」と言ってもやめてくれない

11月24日16時ごろ(教頭→教員 A)精神的攻撃

話をしている中で、「授業のある日に振休を取っているのか?」とそれが悪いことであるかのように圧力を受けた。

11月25日21:30〜22:00(教頭→教員E)人間関係の切り離し

「“生指部長(土井)が悪い”って言いなさいよ」と教員に迫る。
職場内の分断をうながす発言

11月25日21:30〜22:00(教頭→教員 F)

(根拠:@圧力をかけるようなパワハラ・A職員間の切り離し)
@教頭が話が長いというクレームがあったがそういうことを言ったか?と確認された。
A教頭から土井教諭の悪口を長時間聞かされる。

12月5日17時頃(教頭→教員 A)切り離し

上記補導事案について、生徒指導部長である私の知らぬ所でS教諭、K教諭に指示を出し、自分のペースで物事を進め、彼ら自身の思惑で動かすことで私を疎外、孤立させようとした。

12月6日19時半ごろ(教頭→教員 F)教職員間の切り離し

教頭から「土井先生は、ヤバい人だから。」と言われた。
管理職としての発言ではないと感じた。

12月20日14時半ごろ(教頭→教員 F)教職員間の切り離し及び環境型ハラスメント

SSW の前で教頭が土井教諭に対して、土井教諭がわざと怒るような発言をした件について、「誰が悪かったのか、指で指すのではなく、はっきり名前を言葉で言いなさい!」と職員室内で無理矢理、「土井先生が悪かった」と言うよう強要された。なぜそういう事を私の口から言わせないといけなかったのか。またそれを聞いた周りの教員が私に対してどう思うのか、また土井教諭の耳に入ったらどう思われるのか。罪悪感と恐怖でいっぱいだった。
※この件で SSW は教頭の土井教諭に対する態度を非常に不愉快に思い、契約途中であったが本校の業務から退いた。(SSW 本人の弁による)しかし、管理職二人は、SSW が辞任されたのは土井教諭のせいにしている。

日付不明(教員 G)

@さまざまな状況で、非常に高圧的に指摘している状況を目にして非常に不快である。(根拠:圧力をかけるパワハラ)
A教頭から、土井教諭の悪口を長時間聞かされる。(根拠:職員間の切り離し)

日付不明(教員 G)

教頭が女性教諭との大きな声で周囲に聞こえて、周りが委縮するようなやり取りを続けていた。

これだけ令和3年度

2021 年4月 19 時より非常勤講師説明会 があり、その後職員室へ移動した。
着任の武内教頭がいたので挨拶した。
するとかえってきた言葉が、「あなたと直接話す事はありません、もし用事があるなら教科担当に伝えてください、私も用事がある時は教科担当に伝えるので私に話をしないでください。何故非常勤のあなたと話さなければならないのかわからない、以上。」と言われたので驚いてしまい目を丸くしたまま去りました。
同じ家庭科なのでコミュニケーションを取ろうと思い挨拶をしたのですがあまりにショックで混乱してしまいました。
次の日家庭科専任が呼ばれ私が怒っているかを確認してきたため、非常に呆れていると家庭科専任が答えました。
それから職員室に出入りすることも避け、出来るだけ会わないように心掛けました。
中間考査後に体育科の土井先生にその話をすると田中准校長にも内容を話して良いかと言われ承諾しました。
後日、田中准校長が訪ねて来られてパワハラで教育委員会に申し出るかと尋ねられたが非常勤講師であるので竹内教頭と会わなければ我慢出来ると答えそのままの状態で様子を見ることにしました。
その後も教科に連絡して確認を取ってもらわなければならないことを教頭は私を無視して行い授業に支障が起こる時もありました。そのことを准校長に相談に行っても居られない事が多いので、専任を通じて連絡して頂きたいとお願いしたらこちらからする立場ではないと伝言され、その後は何も相談していない。
その間に専任教員からの話や直接パワハラをしている姿を見て、最悪な職場環境であると感じています。